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​会長挨拶

​学生モータースポーツの歩みと課題

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全日本学生自動車連盟
会長 中村 慎助

 全日本学生自動車連盟は1952年(昭和27年)に設立されました。設立の趣旨は学生スポーツの本旨に基づき、自動車競技を通じて各大学自動車部の親 睦、自動車文化の向上・発展を図ることを目的としています。
 現在では、全国の学生モータースポーツの中心的役割をはたしています。
 これまでに、日本一周ラリー、運転技術(フィギュア)、整備技術選手権、そしてジムカーナ、ダートトライアルといったスピード競技などの大会を開催し、日本のモータリゼーションの発展に寄与してまいりました。
 加盟各大学自動車部では、日頃より交通法規の遵守・啓蒙、運転技術および整備技術の向上を志し活動しています。
現在、全日本学生自動車連盟の加盟校は、全国で100校を数え、毎年様々な競技会を全日本大会、支部大会として開催しております。また、お蔭さまで2012年には設立60周年を迎えます。
 各支部では全日本の大会につながる競技会をはじめ、支部独自の企画で精力的に活動が行われています。関東支部の例を挙げますと、軽自動車6時間耐久レースが行われ、2011年には15回目を迎えます。この大会では、現役学生の部とOB・OGの一般の部で共に競技を行い交流が活発に行われ、参加者も年々多くなり賑わいを見せています。
 当連盟の活動はモータースポーツを本分とする一方で、日本赤十字社に協力した災害救助活動や献血活動、交通遺児育英会育英事業への協力(あしなが街頭募金)などの社会奉仕や環境保全運動にも積極的に参加してまいりました。
 近年の環境対策に対する社会的要請に応じて、2006年からは環境省および自動車メーカー他多数の企業からの後援・協賛により鈴鹿サーキットにおいてエコドライビング・コンテスト大会を開催し、昨年までに開催5回を数えました。エコドライビング・コンテストのノウハウは実に厖大で連盟の財産となっています。最近、地方自治体が開催するエコドライビング・コンテストの運営への協力要請が全日本学生自動車連盟にあり、新たな活動として着手しています。
 全日本学生自動車連盟の活動は私ども連盟の力のみで行えるものではなく、周囲からのご支援してくださる方々のお蔭であると存じております。今後も、連盟の活動趣旨をご理解頂き、益々のご支援を賜わりたく、よろしくお願い申し上げます。

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